2008年5月21日水曜日

034:わが用にもたゝぬ物のいのちをいたづらにころす事あるべからず。

一、わが用にもたゝぬ物のいのち(命)をいたづらにころす(殺す)事あるべからず。生ある物を見ては、事にふれてあわれみ(*悲)を思ひ給ふべし。いやしきむし(虫)けらなれども、命をおしむ(惜しむ)事人にかわらぬ也。身にかへても物のいのちをたすけ(助け)給ふべし。

極楽寺殿御消息 北条重時

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