2008年5月21日水曜日

029:人のもとへゆきたらん時は、

一、人のもとへゆき(行き)たらん時は、家のうちに人のありて、ひま(隙)より見るらんとおもひ給ふべし。さればとても、あやしげにめ(目)をつけて見(みる)べからず。かべ(壁)にみゝ(耳)、天にめ(目)のようじん(用心)也。ゆだん(油断)あるべからず。

極楽寺殿御消息 北条重時

0 件のコメント: