2008年5月17日土曜日

012:女房などのたち忍たる所をば、

一、女房などのたち忍(シノビ)たる所をば、返々(カエスガエス)見ずしてとほる(通る)べし。見ぬよしをすべし。ぐ(具)したらんずる下部(シモベ)までも、見るべからずとかたく申(まうし)つくべし。

極楽寺殿御消息 北条重時

意訳:ご婦人方がひそかに隠れているような場所は、くれぐれも見ないで通ること。見ぬふりをすること。お供の従者にも、見てはダメだときつく申し渡すこと。

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