2008年6月13日金曜日

052:主親その外うやまふ人のうちをくりを申ては、

一、主(アルジ)親その外うやまふ(敬ふ)人のうちをくり(*見送り)を申ては、その人のうしろかげの見え給ふほどは、御前に候て奉公をゐたすごとくに、其方へむきて(向て)かしこまり、礼をいたすべし。其内にたちゐをもし(*立ち上がったりして)、弓などいる(射る)事(*弓の稽古などすること)はいまはしき事也。

極楽寺殿御消息 北条重時

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