2008年8月6日水曜日

066:奉公もなからん人のきびしくよくあたらんをば、

一、奉公もなからん人のきびしくよくあたらんをば(*主従関係もないのにやけに骨折りしてくれる人には)、しさい(子細)有と思給べし。たとひいふ(言ふ)事なしといふとも、しゞうのしりうど(始終の知人)にてはあるまじき也。そのゆへ(故)は、我はよくあたり申せども、させるしるし(印)もなければとて、事ならぬ事によりて、さだめてふしん(不審)いできぬ(出来ぬ)べし。

極楽寺殿御消息 北条重時

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