2008年7月14日月曜日

063:いかなる大善根をするとも、

一、いかなる大善根をするとも、我はよくしたりと思ひ、又人にをとらじ(劣らじ)とおもふ心候はゞ、てんま(天魔)のけんぞく(眷属)となりて、罪はかさなる(重なる)とも、ちり(塵)ほどもりやく(利益)あるべからず。ごう(業)をかさぬる(重ぬる)なるべし。

極楽寺殿御消息 北条重時

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